診療科・部門のご紹介(循環器内科)

循環器内科

高齢化に伴い、循環器が扱う疾患は多岐にわたります。
代表的な疾患は狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈、下肢閉塞性動脈硬化症などです。これらの原因となる糖尿病、高血圧、脂質異常症、腎機能障害はもちろん治療の対象となります。個々の病気にのみ対応するだけでなく、総合的に判断し、早期発見・早期治療を目指します。
病診連携を重視し、近隣実地医家の先生方と相互通行の医療連携を培っていく所存です。かかりつけ医を持ちながら、当院に検査や入院時に来院して頂く事も積極的に推進していきます。
狭心症、心筋梗塞の治療であるカテーテル手術は24時間、365日対応を目指します。心臓超音波検査、頚動脈超音波検査、下肢動静脈超音波検査も随時可能です。最新の320列CT装置を導入しており、短時間で全身の動脈硬化スクリーニングが可能です。
いつでも、臨機応変をモットーに皆様に信頼される医療を目指します。

外来心臓CT

心筋梗塞は突然発症致します。このような危険な冠動脈狭窄(プラーク)を発見するために、入院せず、侵襲的なカテーテル検査で無く、迅速に判断できるのは心臓CTのみです。当院のCTは、最新の東芝社製320列CTを導入しております。従来の心臓CTに比較して、被曝線量が1/4に、造影剤使用量が半分になりました。来院から退出まで1時間以内に検査が終了致します。月曜日の午前から土曜日の午後5時まで随時検査可能です。実地医家の先生方からの紹介では、迅速な診断で翌日には結果を報告いたします。仕事をお持ちの方は、是非土曜日午後枠での検査をご利用ください。

むくみ外来(循環器内科外来)

高齢者を中心に日頃お悩みの症状に下肢のむくみがあります。
実地医家の先生方にとっても原因検索は非常に難しく、頭を悩ませておられるのが現状です。
原因として、心機能低下、腎機能低下、下肢動脈閉塞、深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、突発性浮腫、廃用性浮腫、ネフローゼ症候群、骨盤部悪性腫瘍が考えられます。
当院では、心臓超音波、下肢動静脈エコー、全身CT、採血結果などから的確にむくみの原因を診断致します。出来るだけ当日に診断結果を報告いたします。
下肢静脈瘤に関しては手術適応の有無を判定し、手術可能な医療機関を紹介いたします。循環器外来でいつでも受け付けております。是非ご利用ください。

循環器疾患に関する後ろ向き調査(過去の診療記録を用いた調査)へのお願い

香芝生喜病院 循環器内科では、心臓病、血管病、糖尿病、高血圧などの生活習慣病について日々の診療を行ないながら、新たな医学的知見を得ることで医学の発展への貢献を目指しています。その実現のためには、これまでの循環器病診療を振り返り、患者様のご病気に関して調査を行うことが重要であると考えております。その一環として下記の臨床研究を進めておりますのでご協力いただけましたら幸いです。

【研究課題名】
循環器新患に関する臨床指標・治療成績・予後に関する後ろ向き研究

【研究期間】
2017年4月〜2021年3月

【責任者】
医療法人藤井会 香芝生喜病院 循環器内科 副院長 笠行典章

【対象となる方】
当院開院後、本倫理申請の承認日までの間に当院循環器内科において循環器疾患について診療を行ったか、あるいは検査/治療を実施または検査所見の評価を行った方

【研究方法】
香芝生喜病院に通院されている患者さまで循環器内科医師が診察・検査・治療あるいは判定を行なった診療行為は診療情報として開院依頼蓄積されて参りました。この患者カルテ・診療情報・検査および治療の結果を閲覧しながら、患者さまの個人情報を除いたデータベースを作成し、循環器疾患の発症リスク、検査・治療の有効性・問題点およびそれらを規定する因子に関する検索、循環器疾患の予後(死亡、再入院、再発作など)について香芝生喜病院・循環器内科において調査を行っております。
この調査はあくまで過去に行われた診療データを調査するもので直接患者さまに薬や治療により新たに介入を行うことはなく患者さまの生命・健康に直接影響を及ぼすことはありません。患者さまのお名前、生年月日など患者さまご本人と特定できるような個人情報は省かれており、患者さまの診療に関する情報が個人を特定できる形で外部に漏えいすることはありません。また患者さまから採取された血液などの検体を利用して新たな項目について検査・測定を行うこともありません(そのような研究については別途、学内で倫理審査を受け、患者さまのご承諾を得て実施致します)。
この研究は、香芝生喜病院倫理委員会の承認を受け、病院長の許可を受けて実施するものです。

【個人情報保護】
あなたの人体試料や情報・データ等は、解析する前に氏名・生年月日等の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにした上で、厳重に保管します。この研究のためにご自分のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の研究事務局まで2021年3月31日までにご連絡ください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。研究結果は、個人が特定出来ない形式で学会や論文等で発表されます。収集したデータは厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください。本研究に関して、開示すべき利益相反関係はありません。尚、あなたへの謝金はございません。

【問合わせ等の連絡先】
医療法人藤井会 香芝生喜病院
循環器内科 笠行典章
電話番号:0745−71−3113

PDFはコチラ⇒→循環器疾患に関する後ろ向き調査へのお願い

 

2023年 倫理委員会承認一覧

施設認定

一般社団法人 日本循環器学会 循環器専門医研修施設

施設番号 第1542号 指定期間 2019年4月1日―2021年3月31日

 

一般社団法人 日本心血管インターベンション治療学会 研修関連施設

施設番号 Y0521号 認定期間 2021年9月8日―2023年12月31日

 

特定非営利活動法人 日本高血圧学会 認定施設

施設番号 第0624号 認定期間 2018年4月1日-2023年3月31日

 

公益社団法人日本超音波医学会 超音波専門医研修施設

指定期間 2020年4月1日-2025年3月31日

 

担当医師のご紹介

笠行 典章【副院長】

[資格]
日本内科学会 認定内科医・内科指導医
日本循環器学会 認定循環器専門医
日本高血圧学会 高血圧専門医・指導医
日本心血管インターベンション治療学会 専門医
植込み型除細動器登録医
両心室ペースメーカー治療登録医
日本心臓リハビリテーション学会 心臓リハビリテーション指導士
臨床研修指導医
死体解剖医免許

[学会役員]
日本心血管インターベンション治療学会 代議員
日本内科学会 近畿支部評議員
日本循環器学会 近畿支部評議員
大阪公立大学(旧大阪市立大学)臨床教授

 

白澤 邦征【副部長】

[資格]
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本循環器学会 認定循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会 認定医・専門医

 

石川 裕敏【副部長】

[資格]
日本内科学会 認定内科医
日本循環器学会 認定循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会 認定医

 

新谷 耶子【医員】

河 吉則【医員】

 

スケジュール

令和6年4月からの診察表

朝診1診 笠行 大塚 新谷 白澤 石川
朝診2診 新谷 ※大塚 石川

※診察受付11:30まで

★睡眠時無呼吸症候群外来 毎月第2木曜日10時~ 石川医師

担当医師のご紹介

笠行 典章

副院長

白澤 邦征

副部長

石川 裕敏

副部長

新谷 耶子

河 吉則

非常勤

大塚 憲一郎