診療科・部門のご紹介(泌尿器科・小児泌尿器科)
男性特有の前立腺疾患があります。前立腺癌検診を始め、排尿困難、尿漏れ、頻尿などです。患者様お一人ごとに違う排尿トラブルに、排尿ケア-専門チ-ム(医師、看護師、リハビリテ-ション、介護士)が知恵を出し合って、それぞれに合った治療法を一緒に考えていく方針です。場合によれば自己導尿も積極的に導入しています。
1 前立腺吊り上げ術(ウロリフト)
2022年8月から新たに当院では、前立腺肥大症に伴う排尿障害に適応される植込み型前立腺組織牽引システムの治療ができるようになりました。奈良県内では最初の導入施設です。
✓これまでの前立腺肥大症の治療の中で、最も低侵襲で、合併症を多く持たれている
患者さまにも安全に施行できます
✓これまでの前立腺肥大症の治療の中でも、最も前立腺の組織に壊滅的な損傷を与える
可能性が低いです
✓早期の症状緩和と回復が得られています
✓術後射障害(他の治療では必発)は、一過性の症状があっても消失し、
新規発症はありませんでした
2 接触式レーザー前立腺蒸散術(CVP)
前立腺が大きく(前立腺肥大症)、手術が必要な場合は、CVP(接触式レーザ-前立腺蒸散術)という最新のレーザー治療機器を導入し、治療しています。
泌尿器科は女性にとって、なかなか受診しづらい診療科だと思います。
女性泌尿器科(ウロギネ)は、男女の性差に配慮し、女性に適したかたちでの治療を目指した診療科であり、女性の患者さんのQOL(生活の質)の向上を目指しています。
尿が近い、回数が多い、夜間、何度も尿に起きる(過活動膀胱)。遠出したいけど急に行きたくなるのでトイレが心配(切迫性頻尿)。咳やくしゃみでもれてしまう(腹圧性尿失禁)。トイレに時間がかかるようになった。尿が残っている感じがする。何かがはさまった感じがあって排尿がしにくい、腟から丸いものが脱出する(骨盤臓器脱)。尿がたまると痛くなる(膀胱部痛症候群、間質性膀胱炎)など、排尿の問題を抱えたままのため、外出を控えたりしていませんでしょうか。一人で悩まず、お気軽に当院までご相談ください。排尿機能の専門医が対応します。
小児泌尿器科の専門外来を、毎週金曜日(午前)に小児科の外来ブースで開始しています。小児専用ブースですので、受付、スタッフ、看護師さん全員が、お子様の扱いに慣れています。安心してお気軽にお越しください。お子様は、できるだけ金曜日にお越しになられることをお勧めします。
おねしょが止まらない(夜尿症)、昼間パンツが湿っている(昼間尿失禁)、おちんちんの形がおかしい(埋没陰茎)、おしっこがおちんちんの先から出ていない(尿道下裂)、左右の陰嚢の大きさが違う(陰嚢水腫、精索静脈瘤)など。
また小児科の先生方からは、尿路感染を起こした原因は?(膀胱尿管逆流)、超音波で腎臓が腫れている(水腎症)、外尿道口が見えない(尿道下裂)、このまま経過観察でよいのかなど。どうぞ、お気軽にご相談ください。
近年、成人ばかりでなく小児にも尿路結石症が増えています。原因の精査と再発予防に力を入れています。治療は、内視鏡を中心に、この領域でも、最新世代(より細かく、より早く、より安全に)のレ-ザ-結石破砕装置を導入しています。CVP共々、レ-ザ-治療専門医が対応します。
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朝診 | ※坂本 | 坂本 | ※山本 | 坂本 | ― | 山本/担当医 |
※手術のため診察受付は月曜日は11時まで、水曜日は11時30分までとなります。
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