診療科・部門のご紹介(放射線科)
放射線検査室ではX線を用いた検査としてレントゲン検査、CT(コンピューター断層撮影)検査、X線TV検査、AG(血管撮影検査)、 CAG(心臓カテーテル検査)、マンモグラフィ(乳房撮影)、骨密度測定検査と、磁気の力で画像を作るMRI検査など幅広 い検査を行っております。
導入機器としまして、当院は最新の320列マルチスライスCT装置、1.5TのMRI装置、血管撮影装置、マンモグラフィ装置、外科用イメージ装置、骨密度測定装置、X線TV装置、X線一般撮影装置、ポータブル撮影装置を導入しており、最先端の医用画像を診療科に提供するとともに、適切な医用画像の管理および診断レポートの配信を行っております。
365日、24時間体制で緊急の検査に対応しております。
CT検査とはComputed Tomography:コンピュータ断層撮影とも言い、X線を利用して人体の輪切り(断層)像を撮影する検査です。
コンピュータを用いて特殊な画像処理を行うことで、三次元的な情報を得ることが可能です。
造影剤という薬を使用することでより細かな病変を見つけたり、血管の走行を立体的に描出することができます。
当院では東芝メディカルシステムズ(株)社製の新世代320列Area Detector CT装置:Aquilion ONEを導入しております。
1回転、0.35秒スキャンで体軸方向160mmの範囲をカバーしており、撮影時間の短縮だけでなく、新たな画像再構成技術 “ FIRST ”を搭載し、さらなる高画質と低線量の両立診断を可能とした装置です。
マンモグラフィ検査とは乳房撮影検査のことです。
日本人の乳癌罹患率は近年増加傾向にあり、乳癌を早期に発見し治療するためにも、検査を受けることが大切です。乳房は主に乳腺組織と脂肪組織からなりますが、乳癌を発見するためには、乳腺組織を分離させて広く描出させることが重要となり、そのためには乳房を薄く引き伸ばした状態で撮影する必要があります。
このため、マンモグラフィでは乳房に圧迫を加えて撮影を行います。また左右の乳腺組織の違いを診るため、マンモグラフィ検査は両方の乳房を撮影します。
当院では精度管理の下、乳癌早期発見のための高画質な医用画像の提供とともに、より低被ばくな検査を実施しております。
横谷 繁郎
部長