診療科・部門のご紹介(小児科)

小児科

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【概要】
当科では、新生児から中学3年生までのお子様の一般診療、専門診療(アレルギー、内分泌など)、予防接種を行っております。
午前中は主に急性期疾患を中心とした一般外来を行っています。午後は専門外来や予防接種を行っています。
他施設からの紹介も受け入れており、診察・検査・治療等を迅速に行えるように努めております。
また、高度医療が必要な場合は、適宜近隣の大学病院等への紹介も行っております。


【問診票ダウンロード】

PDFをダウンロードしていただき、ご記入いただいてから来院いただけますと、スムーズに診療可能です。
よろしければダウンロードして印刷の上、ご持参下さい。

乳幼児健診や園・学校健診の二次検査について(学校検尿、心臓健診など)

午前診で乳幼児健診や学校検診で精密検査を勧められた方の二次検査(精密検査)を行っております。
紹介状や、園・学校からの通知がありましたらご持参下さい。

また、学校検尿の二次検査の場合は、可能でしたら学校検尿 尿精密検査問診票を記入の上ご持参下さい。

アレルギー外来について

当院小児科では、食物アレルギー・アトピー性皮膚炎・気管支喘息・アレルギー性鼻炎をはじめとした小児のアレルギー疾患の診療をおこなっております。
患者さまお一人お一人に詳細な問診をおこなった上で、ガイドラインに基づいた適切な診療を行います。

当院で可能なアレルギーの検査
・血液検査(IgE抗体、TARC)
・皮膚検査(プリックテスト)
・呼吸機能検査
・呼気NO検査(気道炎症のマーカーとされ、喘息の診断に有用です)
・食物経口負荷試験

小児内分泌専門外来について

当院では、日本内分泌学会代謝内分泌専門医(小児科)2名が常勤しており、小児内分泌疾患の診療を行っています。

初診の方や、当日受診の方も午前外来で随時診療しております。
近隣病院からの紹介も、随時受けさせていただきますので、是非ご紹介下さい。

対応疾患:低身長、高身長、肥満・メタボリックシンドローム、甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病、先天性甲状腺機能低下症など)、思春期早発症、思春期遅発症、夜尿症、糖尿病、乳幼児健診や学校検診で指摘された低身長・肥満など

【受診の流れ(初診)】
初診時は午前外来(9時~12時30分)での診療となります。
初診時に、今までの成長の記録(母子手帳、園・学校での身長体重測定の結果など)をご持参ください。
ご来院されましたら、小児科外来受付に小児内分泌外来を受診希望である旨をお伝えください。

問診票にご記入いただいたあと、身長・体重を計測します(【小児内分泌外来問診票(初診時)】をダウンロードしてプリントしていただき、事前にご記入いただいてから来院されますとスムーズです)。

外来の混雑具合によっては、少し待ち時間が発生することがあります。ご了承下さい。
可能であれば、事前にご連絡下さい。受診日・受診時間等をご案内させていただきます。

TEL:0745-71-3113
電話受付期間 :月曜日から土曜日 14時より16時30分

予防接種について

予防接種外来は、火曜日・金曜日の14時~16時に実施しています。
ワクチンの準備の関係で、完全予約制となっております。接種希望日の4日前までに電話にてご予約をお願いします。

★当日お持ちいただくもの

  • 母子健康手帳
  • 香芝市予防接種予診票(任意接種の方は不要)
  • 健康保険証

当院で取り扱っているワクチン:B型肝炎、ロタリックス、ヒブ、肺炎球菌、BCG、4種混合(DPT・IPV)、麻疹・風疹(MR)、水痘、ムンプス(おたふくかぜ)、日本脳炎、インフルエンザ、2種混合(DT)
※任意接種の予防接種の料金は別紙⇒PDF【小児予防接種一覧】をご参照ください。

★受診の流れ
電話にて事前にご予約下さい。
TEL:0745-71-3113
予約受付期間 :月曜日から土曜日 14時より16時30分

 

☆予約お電話の際に以下①~④を伺います。
香芝市予防接種予診票(任意接種の方は必要なし)と母子手帳をご準備してお電話下さい。(所要時間 5分程度)

  1. ご希望の接種ワクチン
  2. お子さまの年齢、性別
  3. ご希望の日時 ※予約枠は先着順
  4. ワクチンに関する問診

 

ロタウイルスワクチン接種前の検査について

ロタウイルスワクチンが2020年から定期接種となり無料で受けることができるようになりました。ロタウイルス性胃腸炎は、罹患すると胃腸炎症状にとどまらず、脳症やけいれん、強い脱水症状を合併することがあり、赤ちゃんにとっては命にかかわることのある大変な病気です。そのため、ぜひともワクチンで予防しておきたい疾病です。
一方このワクチンは生ワクチンであるため、免疫機能に異常のある赤ちゃんには接種できません。特に重症複合免疫不全症(SCID)という病気の赤ちゃんにこの生ワクチンを接種すると、そのワクチンのために極めて難治な腸炎を起こしてしまい、中には重篤な感染症も併発し、命に関わることがあるため注意が必要です。しかし生後2〜3ヶ月の時期は感染症にかかることがほとんどないので、「予診表」や全身状態を確認してもSCIDという病気を見つけることができるとは限りません。また、SCIDの頻度は10万人に1〜2人と言われていてきわめて少ないためか、なじみの薄い疾患ですが、本疾患だった場合には、ロタウイルスワクチンの接種によって上記のような重篤な症状が出てしまいます。
最近、SCIDの可能性があるか否かのスクリーニング検査ができるようになり、いくつかの都道府県で取り組みが広がっています。当科では大阪市の検査会社に依頼してこの検査を行えるようにしました。この検査で「陰性」ですと、SCIDの可能性はほぼないため、安心してロタウイルスワクチンなどの生ワクチンの接種を行えます。
この検査は、現在行われている新生児マススクリーニングと同じ要領で行い、数滴の血液を主にかかとや手背などからろ紙に採取するだけです。現在では「脊髄性筋委縮症」や「ライソゾーム病」など10種類の疾患も同じ1回のスクリーニング検査でできるようになりました。
ただ、これらのスクリーニング検査はまだ「任意」の検査ですので、検査を受けるかどうかは保護者様の自由意思で決めていただくことになります。そして、検査を受けられる時は、同意書へのご署名と、所定の検査料金(16,500円前後)が必要になります。
なお、スクリーニングの結果が出るまでに2~3週間かかります。ロタウイルスワクチンは生後15週までに1回目の接種が勧められていますので、遅くとも生後11週までには受診してください。

連絡先:藤井会 香芝生喜病院小児科 予防接種予約受付
電話:0745-71-3113(代)

※ 予防接種に関するお問い合わせは、平日か土曜日の14時から16時半にお願いします。

 

SCIDスクリーニング検査実施に当たってのQ&A

重症複合免疫不全症(SCID)スクリーニングとロタウイルスワクチン接種の関係について、以下のQ&Aもご参照ください。

Q. スクリーニング未受検の場合はロタウイルスワクチンを接種できないのですか?
A. 現在ではまだ十分な予診の下に接種可能とされていますので、これまで通り、家族歴など十分な予診の上でワクチンを接種します。

・ただ、SCIDは本来スクリーニング検査をしないと早期の診断は困難で、重篤な感染を
起こす前に診断することで、予後の改善や救命が可能な疾患です。また、検査を実施すれ
ば、ロタウイルスワクチンだけでなく同じ生ワクチンであるBCGもより安心して受けるこ
とができます。

Q. 生後何か月まで受検可能ですか?
A. 検査自体は新生児期でなくても可能ですが、1回目のロタウイルスワクチンは生後15週までに接種(内服)しなければならないことと、スクリーニングの結果が出るまでに2~3週間かかるため、1回目のロタウイルスワクチン接種の機会を逃さないよう、当科では生後12週未満の方を想定しております。

 

<スクリーニング検査とワクチン接種方法の例>

・生後2か月からヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・4種混合の第1回目の予防接種ができますので、予約を入れて生後2か月(かつ生後12週未満)で受診して頂ければ、その日に他のワクチンの接種とスクリーニングの採血ができます。そして、スクリーニングの結果が異常なかった場合には、ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・4種混合の2回目の接種時にロタウイルスワクチンの1回目の接種ができます。ただ、ロタウイルスワクチンは生後15週までに1回目の接種が必要であり、日程が差し迫っているようなら、スクリーニングの結果が出次第、他のワクチンの2回目接種より前にロタウイルスワクチンを接種(内服)させて頂くこともあります。
・あるいは、生後1か月頃(1回目接種の3週間前)に前もってスクリーニング検査だけを受けに来て頂き(検査できるのは午前中です)、結果に異常がなければ、生後2か月になって、ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・4種混合の1回目の接種と一緒にロタウイルスワクチンの1回目の接種をすることもできます。

スケジュール

令和6年4月からの診察表

午前診 新宅 神田 野村 鶴原
ワクチン 担当医 担当医

午前外来 9:00~12:30、ワクチン外来 14:00~16:00

担当医師のご紹介

鶴原 昭史

部長

日本小児科学会認定小児科専門医
日本内分泌学会内分泌代謝専門医(小児科)

日本小児科学会
日本内分泌学会
日本小児内分泌学会
日本夜尿学会

岸 美成

医長

野村 文

日本小児科学会認定小児科専門医・指導医

日本小児科学会
日本アレルギー学会

神田 有紀

新宅 治夫

顧問

日本小児科学会認定小児科専門医・指導医
日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医・指導医

日本小児科学会
日本周産期新生児医学会
日本人類遺伝学会
日本先天代謝異常学会
日本マススクリーニング学会
日本新生児成育医学会
日本アレルギー学会
日本小児アレルギー学会
日本臨床栄養協会
日本小児保健協会
日本小児神経学会
日本再生医療学会
日本遺伝カウンセリング学会

小西 絢子

非常勤

日本小児科学会認定小児科専門医
日本内分泌学会内分泌代謝専門医(小児科)

日本小児科学会
日本内分泌学会
日本小児内分泌学会
日本甲状腺学会
日本小児栄養消化器学会