診療科・部門のご紹介(臨床工学室)

臨床工学室

年々医療機器は進歩し、現在の医療において病院の様々な場所で使用され、必要不可欠なものとなってきています。当院では医療機器の専門職として臨床工学技士がいます。

臨床工学技士は高度医療機器の操作および保守管理を行うことを業務としています。臨床工学室では、医療の進歩、医療機器の進化に伴い、日々最新の情報を入手するようしています。そうして機器の特徴、操作方法、異常時の確認方法、故障時の修理方法等を熟知し、いつも安全な治療を行う事ができるように努めています。

血液浄化業務

2階透析室に透析用監視装置10台を配置しており、多人数用透析液供給装置などの大型機器を含む多くの透析関連機器が運用されています。これらの透析関連機器の保守・点検管理業務を行い、透析医療の向上に努めております。
当院では透析用水の水質管理を臨床工学技士が担っており、定期的な水質検査や水質の維持管理を行っております。これにより透析医療を行う上で、安全に使用できる超純水透析液の作成、および供給を行っています。

医療機器管理業務

院内では共同使用する医療機器をMEセンターにて中央管理を行っております。MEセンターでは共同機器を必要時に貸出する業務を行っています。使用が終わり、返却された機器については、清拭及び作動確認などの点検を行い、次回の貸出に備えております。
故障や不具合で返却された機器については、速やかに故障箇所の確認及び作動確認を行い、調整可能である場合は院内で調整を行う。また必要と判断すれば迅速にメーカーへの修理依頼を行い、機器が稼働していない時間を最小限に留めるよう努めております。
医療機器を中央管理することで、機器使用における安全性の向上、適性な機器台数の把握を行うことができ、効率的で適切な運用を目指しています。