当院について
2020年1月より香芝生喜病院の病院長を務めさせていただいております。私は救急医療を必要とする脳神経外科を専門としておりますが、前任地である奈良県立医科大学高度救命救急センターでは、脳卒中、重症外傷、広範囲熱傷、急性中毒など様々な救急症例の治療にも長く携わってきました。この間、救急車と医療機関をiPadでつなぎ救急患者情報を共有できるシステムの開発や、救急現場へ医師、看護師を派遣するドクターカー、ドクターヘリの導入を通じて、奈良県の救急医療体制の充実にも力を注いで参りました。 香芝生喜病院は総病床数 241床(一般急性期病床179床、療養病床50床、HCU12床)であり、県下の民間病院のなかでは大きい規模と考えております。開設当初より、脳卒中や心筋梗塞等に対する救急医療と小児科医療を柱として運営を進めております。最近は、「原則として救急車による救急搬送は全て受け入れる方針」を病院全体で共有しており、救急応需率は90%近くまで増加しています。救急医療は当院の得意とする分野であるとともに、救急入院が病床稼働の要となっています。 これに加えて一般外来、入院診療においても標準的医療を受けたい旨の地域の皆様の要望は強く、これに答えるべく、当院で提供する医療サービスを高品質に保つとともに継続的な診療科の充実をすすめております。それに伴い、外来患者数は開院以来年々増加を続けており、1日あたり250-300人,その多くは香芝市,葛城市,北葛城郡の方であり、近隣地域の方々から徐々に認めていただいている証であると嬉しく思っています 地域の方々に愛され、信頼される医療機関になることを目標に診療を進めてまいりました。これからも香芝市はじめ中南和の急性期病院として,近隣の皆様方の健康と安心安全のために病院運営を続けて参りますので、どうかよろしくお願い申し上げます。