正田 成美(資格習得年:2020年12月)
糖尿病看護認定看護師とは、糖尿病患者さんを生活者と捉え、糖尿病の悪化、合併症の発症、進展の予防をしながら、その人らしい生活が継続できるようにセルフケアや療養生活を支援していく看護師です。
これまで、私は様々な糖尿病患者さんと関わる中で、患者さんに「ダメ」と言わない療養指導を心掛けてきました。
糖尿病は患者さんの私生活にダイレクトに関わってくる病気です。自覚症状が乏しい為、中々自分一人ではコントロールすることが難しく、また、糖尿病は「我慢」を強いられる病気だと思ってしまっている方も多いと思います。そんな糖尿病患者さんが「我慢」ではなく糖尿病と共に歩みながら自分らしい生活を送れるようにサポートする事が私の役割であると考えています。
当院では令和3年6月より毎週月曜日に糖尿病療養指導外来及びフットケア外来を開設し、少しずつではありますが、糖尿病患者さんが気軽に療養相談が行える場所づくりを行っています。
まだまだ、奈良県には糖尿病療養指導外来やフットケア外来を行っている施設も少なく馴染みは無いかもしれませんが、これから患者さんの馴染みの外来になるように頑張っていきたいと思っています。
また、今後は院内外を問わず地域住民の方々への療養指導等々を積極的に行い、地域の方々が安心して生活できるよう、他の施設や医療従事者の方々とも連携を図りながら地域全体で糖尿病患者さんが生活しやすい環境作りにも貢献していきたいと考えています。